骨折の治療期間はどのくらいか

いままで骨折って経験なかったんですが、

昨年の暮れに足を骨折をしちゃったんです。

どうも、のりのり麻酔科医です。

12月の下旬、忘年会の三次会で酔っぱらって階段をダッシュで登ろうとしたら、

ズルっとすべって数段落ちました。

結構スゴい音がして、左足の甲に激痛が・・・。

痛いなーとは思っていたんですが、酔ってたので足を引きずって帰り、

翌日朝起きると足は腫れてるし、痛くて足が地面に着けましぇん。

もしかした骨イッてるかな？とも思いましたが、

病は気からとも言うし、「折れてない折れてない」と自分に言い聞かせて週明け出勤しました。

このときは３日くらい経っていて、結構あざと腫れがひどくなってました。

整形外科の先生に見せたら、「これは折れてるかもね〜」っとのこと。

やっぱし折れてんのかな〜、と思いつつレントゲンを撮ったら、

↓コレ

う〜ん。折れてました（泣）

どうりで痛いと思った。

ここは左足の中足骨というところで、小指の下の甲の骨です。

安静が難しいので治りづらいらしく、

主治医の先生には8〜12週くらいかかるかもって言われちゃいました。

確かにこんなところ固定がなかなかしづらいですもんね。

ギブスを付けるか聞かれましたが、なんか筋力が弱りそうだし

先生だったら付けますか？って聞いたら、「外来の患者さんだったらすすめるけど自分だったら付けない。自分が整形外科だし。」っとのこと。

じゃあボクもいいかな〜っと思って、「ずっとかかと歩き」っという保存的治療にしました。

「ずっとかかと歩き」は予想以上に辛く、歩くスピードは半分以下。

想像以上に日常生活が辛かったです。

もうつま先を挙げるのに左足が疲れちゃったなあ、と思いはじめた

4週頃、地面に足を着いても痛く無くなったので歩いてみたら

結構大丈夫。

こりゃあ治ったなーと思って油断してたら、ズボンをはくときにピキっ！！

痛てっ

強い痛みではなかったけど、なんか嫌な痛みが・・・。

その後は慎重に過ごし、8週でレントゲンを撮ってみたらこんな感じ。

あらら？！素人目にはまだまだ折れてません？コレ。

主治医によると「仮骨ができてきてるから大丈夫だねえ」っとのこと。

う〜ん、これわかんない。

学生のときに使っていた教科書を見ると、

「Gurltによる各骨の平均癒合日数」っていう表がでてるんですが、

このブログにリンクを作ろうと思って一般サイト以外のガイドラインや学術文献で検索してみても、すごい古いものばかりで全然ヒットしないし、実際の治癒までの期間よりも短いらしいので、あくまでも参考なのかな。

また、

骨折部が仮骨で結合され、ある程度の運動負荷に耐えられるようになるには、４ないし12週間を要する。

引用：標準整形外科学第9版 p.631

っということらしいですが、

古くから有名なGurltの表は、種々の四肢骨の骨折の治癒に要する標準的な期間を示しているが、以下に述べる多くの条件で変化するので、実際にはそれよりも長くかかる。

引用：標準整形外科学第9版 p.631

っとも書いてあり、年齢、栄養状態、基礎疾患、骨に影響する薬剤、骨折の種類など、色んな要素が関係するため、

「骨の癒合する期間や運動負荷に耐えられるようになるまでの期間」は

個々の状態を把握している主治医の先生の言う期間が一番正確なんだなあと思いました。

「8〜12週」とか、幅があるのも仕方がないみたいですね。

う〜ん、結局普通の答えになっちゃった。

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