飛行機内携帯電話解禁でも、【ペースメーカー】はだめなんじゃ・・

禁止は結局なんだったのか…FAAついに機内での電子機器使用にGO、第1号離陸！ 大多数は年内から : ギズモード・ジャパン

っというニュース。

みんな携帯ONにしてチーズ♪
とうとうアメリカで携帯オッケーの飛行機第1号が1日離陸しました！　無事落ちなかったようですよ。
一進一退の議論の末、ついに米連邦航空局（FAA）が機内で電子機器の使用を認める方針を固め、やっとスマホもタブレもノートも離着陸時に切らなくてOKになりました。（ギズモードジャパン）

こんにちは、のりのり麻酔科医です。

いやあ、これで便利になるなあ。

本当に今までの禁止はなんだったのかなあ、なんて思ってしまいますが、

ふと、「飛行機の電子機器には大丈夫でも、近くに心臓のペースメーカーを使っている人がいたらだめなんじゃ・・・」と疑問がわきました。

心臓のペースメーカーとは、心臓に対して電気刺激を与え鼓動を促す医療機器。（Wikipedia）のことですが、

以前、業者の人に聞いた話しでは、ペースメーカーから22㎝離れればOKだったと思います。

ほとんどの人は左の鎖骨の下の皮下に、ジェネレーターと呼ばれる本体が埋め込まれているので、ここから22㎝というと、飛行機や電車で左隣の人が右耳で携帯を使用していれば、十分入ってしまう距離です。

しかし、調べてみると、最近はそうでもないらしいです。

産經新聞によると、

昨年7月、電波の出力が強く、ペースメーカーの誤作動を招く恐れがあった「第2世代」（2G）と呼ばれる携帯電話のサービスが終了。ペースメーカーも改良され、現在は電波の影響を受けにくくなっている。

実際、総務省が現在の第3世代（3G）携帯電話を使ってペースメーカーへの影響を調査した結果、携帯電話から3センチ以上離れれば、ペースメーカーに影響はないことが判明。総務省は今年1月、距離指針を22センチから15センチに緩和した。（産經新聞／ITmediaニュース）

っということだそうで、ペースメーカー的にも飛行機や電車で携帯電話をつかっても差し障り無くなってきているんですね。

まあそれでも、マナー等の観点から、優先席付近や車内での【携帯電話電源オフ】の放送を続ける鉄道会社もあるようですが。

電話してなくてもうるさい人、いるけどな〜www。

くわしい資料は総務省のホームページでみられます↓↓↓

総務省｜「各種電波利用機器の電波が植込み型医療機器へ及ぼす影響を防止するための指針」の改正案に対する意見募集の結果及び指針の改正